
「体重は減ったのに、二の腕やお腹、太ももの内側だけはなかなか変わらない…」そんな経験をされたことはありませんか?
体重が減ることと、気になる部分のボディラインがすっきりすることは、必ずしも同じではありません。
オンダは、全身の脂肪を減らすことを目的とした施術ではなく、皮膚の下にある特定の脂肪層へ熱エネルギーを届け、気になる部分にアプローチする施術です。ここからは、オンダが脂肪にどのようにアプローチするのか、その仕組みをわかりやすく解説していきます。
オンダはどのように脂肪層へアプローチする?

- 皮下脂肪へ効率的にエネルギーを届ける — オンダは、2.45GHz帯のマイクロ波を使用しています。マイクロ波は、表皮や真皮に大きく吸収されることなく、皮膚の深部へと届き、皮下脂肪層にエネルギーを伝えます。皮下脂肪層にはエネルギーの大部分が集中するとされており、その割合は80%以上ともいわれています。
- 水分子の振動によって熱を発生 — 皮下脂肪層へ届いたマイクロ波は、組織内の水分子を高速で振動させます。この過程で生じる摩擦熱によって脂肪層が加温され、約65~67℃まで温度が上昇するとされています。これにより、脂肪細胞の細胞膜にダメージを与えると考えられています。
- 冷却しながら深部へアプローチ — ハンドピースに搭載された冷却システムによって肌表面を冷却し、表面への負担を抑えながら、深部の脂肪層へ熱エネルギーを届けるよう設計されています。
- ダメージを受けた脂肪細胞は体内で処理 — 熱によってダメージを受けた脂肪細胞は、体内の免疫細胞であるマクロファージによって処理され、その後、リンパ系などを介して体外へ排出されるとされています。また、一度破壊された脂肪細胞は、一般的に新たに作られることはないとされています。
3mmチップと7mmチップ、何が違う?

3mmと7mmという数字は、ハンドピースから照射されるエネルギーが届く深さを表しています。3mmチップは、約3mmの深さ、主に真皮層にエネルギーを届けます。肌の再生やコラーゲン生成にアプローチし、小ジワや肌のキメ、ハリなどが気になる方に用いられます。一方、7mmチップは、より深い皮下脂肪層へエネルギーを届け、気になる部分の皮下脂肪にアプローチします。使用するチップやエネルギーの強さは、施術部位の脂肪の厚みや肌の状態などを確認したうえで、医師が一人ひとりに合わせて調整します。
知っておきたい — 「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の違い
私たちの体につく脂肪は、大きく「皮下脂肪」と「内臓脂肪」に分けられます。皮下脂肪は、皮膚のすぐ下にある脂肪で、比較的浅い部分に分布しています。一方、内臓脂肪は皮下脂肪よりもさらに深いところにあり、お腹の中の内臓のまわりに蓄積する脂肪です。つまり、皮膚に近いところにある皮下脂肪と、体のより深い部分にある内臓脂肪では、そもそも存在する場所が異なります。
ここまでの説明で、なんとなくお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、オンダは内臓脂肪ではなく、皮下脂肪にアプローチする施術です。内臓脂肪は皮下脂肪よりもさらに深いところにあるため、オンダの7mmハンドピースでも届かない位置にあります。「お腹にオンダを受ければ、内臓脂肪も減りますか?」とご質問をいただくこともありますが、残念ながら内臓脂肪を対象とした施術ではありません。そのため、体重そのものを大きく減らすというよりも、お腹や腰まわりなど、気になる部位のボディラインを整えることを目的とした施術としてご案内しています。
オンダは、体重そのものを減らすことを目的とした施術ではなく、お腹や腰まわりなど、気になる部分のボディラインをすっきり整えることを目的とした施術です。
どんな部位に向いている?エネルギーはどう選ぶ?
オンダは、二の腕やお腹、太ももの内側、腰まわりなど、皮下脂肪が気になる部分に用いられることがあります。ただし、同じ部位でも脂肪の厚みやつき方、肌の状態は一人ひとり異なります。そのため、すべての方に同じ設定で施術するのではなく、お悩みや施術部位の状態に合わせて、使用するチップやエネルギーなどを調整します。
ダイエットとは何が違う?

ダイエットでは、食事や運動などによって脂肪細胞を小さくし、全身の体脂肪を減らしていくことを目指します。一方、オンダは気になる部位の脂肪細胞の数にアプローチする施術です。
そのため、ダイエットだけではなかなかすっきりしにくい部分にも、集中的にアプローチできる点が異なります。ただし、オンダは脂肪細胞の数にアプローチする施術であり、体重そのものを大きく減らすことを目的としたものではありません。この点を理解したうえで、体重を落とすための施術というよりも、気になる部分のボディラインを整えるための施術として考えることが大切です。
オンダを検討する前に知っておきたいこと
「オンダを1回受ければ、気になる部分が一気にすっきりする」と期待されることもありますが、実際には、複数回の施術を通して少しずつ変化が積み重なっていく施術とされています。
また、「運動をしなくても痩せられる」というイメージを持たれることもありますが、オンダは特定の部分の脂肪にアプローチする施術であり、全身の体脂肪や体脂肪率を管理するための施術ではありません。
そのため、オンダの施術とあわせて、普段の食生活や日々の活動量を意識することも大切です。バランスのよい食事や適度な運動を心がけることで、施術後のボディラインを維持することにもつながります。
何回くらい受けるのが一般的?
オンダは、1部位につき3~4週間ほど間隔をあけながら、複数回に分けて施術を行うことがあります。施術後は、アプローチされた脂肪細胞が体内で処理され、リンパ系などを介して排出されるまでに一定の時間がかかるとされています。そのため、短期間に何度も施術を行うよりも、適切な間隔を守りながら、継続して施術を受けることが大切です。また、オンダはエネルギーが届く深さに限りがあるため、皮下脂肪が厚い方の場合、1回の施術だけでは深い部分まで十分にアプローチすることが難しいケースもあります。そのため、外側の脂肪から少しずつアプローチしていくイメージで、3~5回以上に分けて、段階的に施術を行う方法が検討されることがあります。
季節性を考慮したオンダの実施時期
半袖や薄着を着用する季節を見据えて、オンダを検討される方も多いですが、オンダの特性上、複数回の施術を継続することで段階的な変化が期待できることから、少なくとも2~3か月前から計画することが望ましいと考えられます。施術の開始時期が直前になると、希望する時期までに十分な施術回数を確保することが難しい場合があります。
必ず知っておきたいこと
施術の効果はすぐに現れるものではなく、2週間から1か月ほどかけて段階的に現れる傾向があり、その程度や期間には個人差があります。また、施術前には、持病の有無や妊娠中・妊娠の可能性などについて、必ず医療従事者へお伝えください。
施術後のケアも、仕上がりに影響します
施術後は、十分な水分補給や軽いマッサージを心がけることで、リンパの流れをサポートし、施術によって損傷した脂肪細胞の排出を促すとされています。一方で、施術後に暴食や不規則な食生活が続くと、残っている脂肪細胞が再び大きくなり、期待される変化を維持できない場合があります。
また、施術によって数が減少した脂肪細胞とは異なり、残っている脂肪細胞は生活習慣によって大きくなったり小さくなったりすることも、あわせて理解しておくことが大切です。
気になる部位にオンダが適しているか気になる方は、プリアクリニックの1:1カウンセリングを通して、詳しくご案内いたします。
医療情報に関するご案内 — 本コラムは一般的な医学情報を提供するものであり、特定の施術を推奨するものではありません。個人の肌状態や健康状態により、適切な施術は異なる場合があります。


